Overleaf で pLaTeX 使って日本語PDFをプレビューした話
論文をWeb上でMarkdownを使って書くシステムをゆったり開発しているわけだが,まったく進んでいない.
それはさておき,世の中にはWeb上でLaTeXが使えるシステムも存在するわけで.
Cloud LaTeXとか,ShareLaTeXとか.
その中で,Overleafってやつを下の記事で知ったので試した.
結論から言えば,おおよそさっきの記事どおりである.
しかし,我らが情報処理学会テンプレートで日本語フォント埋め込みは,ちょっと違う手順である.
\usepackage[ipaex]{pxchfon}
の代わりに
\AtBeginDvi{\special{pdf:mapfile ptex-ipaex.map}}
と入れる.
これで, コンパイル(PDF生成) まではうまくいく.
だが,PDFのプレビューで日本語が表示されないのである.
その解決方法は次のとおりだ.
まず,Preview format
をPDF
にする.
次に,PDF.jsにcmapsを読みこませる設定をする.(参考)
以下のコードをページ読み込み時に実行させる.
PDFJS.cMapUrl = 'https://crossorigin.me/https://github.com/mozilla/pdf.js/raw/master/external/bcmaps/'; PDFJS.cMapPacked = true;
このとき,ScriptAutoRunnerという拡張機能が便利だ.
インタラクションフォーマットもご覧のとおりである.
ここまでOverleafについて紹介してきた.
しかし,外部サーバに大事な未公開論文データなど置けないという話もある.
そこで,ShareLaTeXである.
と,つづきを書いていきたいのだが,この先はまだ試行錯誤中なので後日改めて書かせていただく.