O'CREILLY 同人誌を10倍楽しむ見た目の話を最後だから書いとく #OCREILLY

こんにちは。 O'CREILLY 主宰の @3846masa です。

O'CREILLY は今年末で満2年を迎えて、先日の C93 を持って最後となりました。 今までで7冊の合同誌と1冊の総集編本を発行してきました

この記事は、今までの O'CREILLY を振り返りも兼ねて、O'CREILLY 同人誌の見た目の話をお届けします。

O'CREILLY の見た目

お蔵入りシリーズの最大の特徴は、某 X'REILLY 風の見た目です。 お蔵入りとオラ○リーを掛けたシャレで、表紙の動物(?)も一貫して蔵になっています。

ロゴ

初刊を除いて、O'CREILLY のロゴは変わらず今に至ります。 本家に寄せたきっかけは、技術書典1で本家ブースの隣に配置されたからです。 ロゴの作成は、割りと試行錯誤を繰り返していました。

画像:ロゴの変遷

背表紙

お蔵入りシリーズには、「どんなに薄い本でも頑張って背表紙を入れる」という信念がありました。 背表紙があると本棚に並べたとき、華がありますよね。

しかし、実際に並べてみると、厚さによってバラバラすぎて統一感のなさがすごいですね... とくに第1巻のサイズがB51なので、他との差がひどいです。 最終巻はテーマカラーとロゴカラーが似ていたので、ロゴのカラーリングを反転しています。

画像:背表紙一覧

PP加工

マットPPにする信念があったのですが、〆切に間に合わずにクリアPPになってしまった巻がいくつかあります。

〆切を遅くするプランだと、PP 加工にも制限が出てしまい、クリア PP しか選択できなくなってしまいます。 (それでも1日で仕上げてくれる印刷所には頭が上がりません...)

つまり、O'CREILLY 同人誌は PP加工を見ると〆切に間に合ったかどうかがわかります

印刷所

初刊は STARBOOKS さんでしたが、それ以降は基本 日光企画さんに頼みました。 しかし、〆切に間に合わなかったときに他の印刷所へ頼んだときが2回あります

ひとつは「実用 お蔵入り」です。AIファイルを Inkscape で作ったら蔵の画像が小さくなってしまいました... 勝手がわからないのに、PDF 入稿できない印刷所へ急ぎで依頼したのは失敗でした。

画像:表紙の狂ったお蔵入り

もうひとつは「瀬戸際 お蔵入り」です。これは、ホープツーワンさんに頼みました。 実は再販分は日光企画さんに依頼したので、「瀬戸際」については初版とそれ以降で印刷所が違います。 PDF 入稿なので、印刷所によって色の再現が若干違いますね。面白いです。

画像:瀬戸際の印刷所の違い

表表紙のデザイン

表表紙のデザインは大きく分けると、2016年と2017年の2種類です。 昔のオラ○リー風なのが2016年で、近年のオラ○リー風なのが2017年です。

3作目までは「Nakano Computer Club」という文字も入っています。 これは元々 Nakano Computer Club (NCC) という大学サークルから派生して生まれたからです。 主宰の私が大学を卒業して NCC を脱するのに際して O'CREILLY は独立しました。

ちなみに蔵の画像は3作目からずっと一緒です。 蔵の画像を入れ替える時間がないとか、素材自体がないとか、そういう理由です。

テーマカラー

お蔵入り本の特徴として、「何が書いてあるのかわからない」という大きな問題を抱えています。 どの巻まで買ったかわかるようにすべての色を違うものにしています。 (それでもわからない人は多いままでしたね...)

テーマカラーが尽きたからサークルを終えたといっても過言ではないかもしれませんね。

画像:歴代のテーマカラー

バーコード

お蔵入りの裏表紙には実際に読み込めるバーコードがついています。 これは ISBN ならぬ ISDN2 (国際標準同人誌番号)というもので、 有志の方が運営している同人誌用の非公式な識別番号です。

出版サークルごとに分類されているので、番号を見てみると下位2-3桁の部分が順繰りに増えています。

おわりに

完全にブログではなくて同人誌書くときの語調で書いてしまった...

最後に、O'CREILLY を応援してくださり、ありがとうございました。


  1. 初刊だけ B5 サイズの理由は、A5 と B5 のサイズ感を間違えていたからです。

  2. https://isdn.jp/