コミケで技術本を出すまでの流れを忘れる前に書いておく

(もう忘れているが)せっかく出したので,忘れる前に書いておく.

PDF版は500円でBOOTHにて頒布中です.よければどうぞ.


申込書を手に入れる

まず,申込書を手に入れる.

コミケに出展したい人は,コミケに参加してるだろう.

会場で買うといい,通販より多少安い.

申し込みする

Webで申込すると書き漏れもないし,楽で良い.

とくにデジタルデータで書いている人は絶対Web申込がよい.

サークルカット

実際にカタログに刷られるサイズを確認しておくといい.

公式で縮小コマンド(imagemagick)が公開されているので試すこと.

文字が潰れると落ちるかもしれない.

それに,伝わらないのでは意味が無い.

サークルの説明

しっかり書いたほうがいい.

最低限何出すかはちゃんと書く.

「本出します」とかみんなそうだからね.

運営さんは,ここを読んで配置決めるらしい.

負担を減らす意味も兼ねて,しっかり書く.

もう覚えていないが,Webだろうと丁寧に余裕を持って.

あと,配置担当からの一言は必読.

当落

緊張する.

印刷所に予約

当選したら印刷所に予約しよう.

下の記事がとても参考になった.

冬コミ(C89)あわせ印刷会社締め切り - 目論見検討委員会

今回はSTARBOOKSさんにお願いした.

STARBOOKS

宣伝みたいになってしまうが,書かせていただく.

まず,割引のプランが細かく用意されている.

締切の日付を1日早めるごとに安くなる.

とくに少数部しか刷らないならば,活用するといい.

また,プランに空きがあれば締切の変更ができる.

ぼくのサークルは今回,締切を途中で変更した.

WebCatalog

Webカタログの情報は随時更新するほうがいい.

無名のサークルほど更新したほうがよいと思う.

個々人のTwitterで宣伝するよりは目につくだろう.

サークルカット

Webカタログのサークルカットは提出したものから変更可能.

インパクトのあるサークルカットにするといい.

あとカラーが使えるので,ふんだんに使うといい.

宣伝サイト

作り方は色々あると思う.

ぼくはGithub Pagesをつかった.

サイト作成

TumblrのテーマのTokusetus2を使った.

もちろんTumblrテーマなので,多少手を加えている.

(見た目の似ているHandlebars.jsを使った.)

画像

画像が大きくなってしまうので,TinyPNGで削減した.

キャッシュ

CloudFlareを使った.

サイトを更新した後に,キャッシュも削除することを忘れずに.

(ついでに簡易SSL化もできるが,httpsへリダイレクトはしてくれない.)

Google Analytics

Google Analyticsをつけておく.

あとからサイトへの流入とか反省できる.

OGPとTwitterカード

ジェネレータを使うと楽.

あと,Twitterカードは登録しておかないと展開されない(はず).

Twitterボタンのカウント

widgetoon.js & count.jsoonというサービスを使う.

(公式のカウント機能は廃止されている.)

その他宣伝

Codezine

Codezineさんでは,IT技術系のコミケ情報を掲載されている.

さりげなく情報提供フォームができているので,チェックを怠らないこと.

ちなみにCodezineさんからの流入は,全体の1割ほどを占めるので大きい.

流入

Twitter

さっきの表を見てもらえばわかるが,Twitterの影響力はでかい.

極力ツイートしていくとよい.

Twitter広告

Twitter広告とやらを(面白そうだし)試してみた.

申込のとき,ターゲットユーザを細かく指定できる.

また,予算を決めることができ,その範囲内で広告を打ってくれる.

広告はクリックされたら課金される制度らしい.

今回29日夜から31日まで全部で500円としてやってみた.

結果は以下のとおり.(インプレッションはTLに表示された回数)

インプレッション

500円で9000超も閲覧数が増えるのならば,打ったほうがよい.

執筆

表紙

Inkscapeでつくった.

塗り足しを忘れないように.

バーコード

ISDN - 国際標準同人誌番号を使わせていただいた.

せっかくバーコードを載せるのであれば,意味のあるデータにしておきたい.

本文

Re:VIEWmd2reviewLaTeXを使った.

TechBoosterさんのはじめてのReVIEWはとても参考にさせていただいた.

新刊のReVIEW本も購入した.あとで熟読する.

気をつけたいことを箇条書きにする.

  • markdownで_はエスケープ対象
  • 太字の中に他の要素を入れないほうがいい
    • md2reviewではうまく変換できないよう
  • 生のTeXを入れるときは特殊
  • Codeブロックと文章の間には空行を入れる
  • コードのフォントはPXmonjaで変更

他にも色々あった気がするが,忘れてしまった.

ちなみにPDFを作る一連のコマンドはgulpで書いた.

頒布(本番)

持ちもの

全く用意してなかったので,ある意味最低限かも知れない.

PDF版

対面電書というサービスを使った.

ダウンロードカードの印刷には名刺カードを使った.

あとはCSVからコードを抽出,SVGに埋め込んで印刷データを自動生成.

気が向いたら,それについてどっかに書く.

当日

ドキドキしながら頒布.

オンライン頒布

BOOTHで頒布している.

本当はSPIKEが決済手数料無料なので使いたかった.

PDFを頒布するには少し合わなそう.もう少し調査に時間が欲しくて見送り.