情報科学若手の会冬の陣2015

情報科学若手の会 冬の陣 2015 に参加してきました.

自分も発表してきました.

発表の緊張 とプレゼンが間に合わない焦り で, みなさんの話が所々抜けているので(かなり後悔....), ボロが出ない程度にまとめようかな


若手の会 冬の陣 とは,情報科学若手の会非公式イベント, 若手の会の濃密さを1日に凝縮して体験してもらう,そんな感じ.

本来の若手の会は2泊3日らしい.

今回の冬の陣では,発表者各々15分+質疑5分で, 自分の分野を思う存分語っていた.

とにかく,みなさん「濃い」の一言に尽きる.

しかし,だからといって話の内容がチンプンカンプンなんてことはなく, 自分も知らない世界ばかりだったが,とても楽しめるプレゼンだった.

(発表が進むにつれて,「自分の発表,こんなんでいいのか...」という不安が増していったけど)

自分が印象に残ったのは,門脇香子さんの「証明プログラミング入門」と佐野岳人さんの「コードを書けば複素数が分かる」.

それぞれSlideShareにあがっていたので,それらも一緒に貼らせていただく.


「証明プログラミング入門」は,型定義から始まる. Bool型や自然数など,今まで何も考えもせずに使っていたあれらを定義することが,個人的に衝撃だった.

もちろん他の言語だろうと,コアな部分にはそれらが書かれているのだろうが, そんなところ普通は見やしない.

そんなところからちゃんと考えていくことは,証明の深い理解に繋がるのではなかろうか. 是非自分も試してみたい.


「コードを書けば複素数がわかる」は,本当に表題通りだった.

複素数は高校でちょっと触れた程度の知識しかなく(これぞゆとり!) 怖かったのだが,複素数の実装やそれで動くアニメーションを見ると, 案外難しくないのでは?と思えた.

実際難しいかどうかはさておき,「難しくないかも?」と思わせることは大切だと考えている. 新しいことに挑戦する最初の難関が,「難しそう」をなくすことではなかろうか.

その点で,先のプレゼンは自分もよい影響を受けれた気がする.

ちなみに,そのプレゼン後に即席で複素数を2乗してプロットするプログラムを実装した. コードはひどい有様なので,非公開で. (スマートフォンで動きます)

Complex/3846masa - Processin.ga


さて,自分の発表は先日開発した Processin.ga である.

デモがうまいこと動かなかったのは残念だったが,概ねうまくいったように思う.


書き忘れたが,宮下先生のプレゼンも素晴らしかった.

「Linear vs Circular」と題していたが,LinearとCircularは表現手法の違いで実質は違わないという考え方は とても興味が惹かれるお話だった.

プレゼンもうまく話をもっていって,特にデモの部分は驚いた. Excelにプレゼンを仕込むとは思っても見なかった.

(あれを録画して来年度以降の宮下研宣伝に使えば,人が集まる気がする...あれ聞くと行きたくなるもの)


その後の懇親会もとても充実した会だった.

LTもスマホアプリのUI話や自動作曲,英語の勉強ノウハウなど多種多様でお腹いっぱいだ.

是非,今度の夏の若手の会には参加してみたくなった.



追伸

今回のスライドはGoogleドライブで作ったが, バグで「メイリオ」フォントがプレゼン時に反映されない.

そいつのせいで,1時間ほど無駄に過ごしてしまったので,Google先生には即時修正していただきたい.

ついでに,HTML5を全ブラウザに浸透させてくれ.

もうひとつついでに書いておくと,さっきProcessin.gaを貼り付けたらOGPつけてなかったぽくて,残念なリンクになってしまった.あとで対応しておこうと思う.

あと,Processin.gaなので,Processing.gaではないです.お間違えなきよう.